This changes everything. (25th Apr. 2012)

/ 2012年4月26日木曜日 /


起床6時。午後からひどい雨。

サラ・ヴァン・ゲルダーの『99%の反乱』を再読する。
オキュパイNYはその運動の成果として「占拠運動の10の原則」を掲げることができた。

1)危機の元凶を名指しする:99%の抱える問題はウォール街の拝金主義、腐敗した銀行、そして企業の政治システム乗っ取りに原因がある。

2)求める世界像をはっきり示す:わたしたちは、最も富める1%のためだけでなく、みんなのために機能する世界を創ることができるはずだ。

3)公の討議の新しい基準を作る:今や、政策や提言を主張する者は、そのアイデアが99%のためのものであることを実証する必要がある。1%のためだけではもはや十分ではない。

4)新しい物語を提示する:解決法はもはや政府を困らせることではなく、社会や政府を企業支配から解き放つことだ。

5)大きなテントを作る:わたしたち99%は、あらゆる年齢、人種、職業、そして政治的信条の人々から成り、互いに尊びながら協力しあうことを学んでいる。

6)変化をもたらす機会をみんなに与える:誰かが仕切っているわけではない。誰でも参加でき、何かを実践させることができる。

7)運動であって、要求リストではない:一時しのぎや一つの問題の改善ではなく、変革による構造改革を求めることが、運動維持の活力源となる。

8)地域と世界を結びつける:人々は地域特有の課題、策略、目標を持っている。しかし同時にわたしたちは連帯、コミュニケーション、そして展望をグローバルなレベルでも共有している。

9)深淵な民主主義と共同体の倫理と実践を提供する:粘り強い意志決定は、すべての声に耳を傾けた時に、見識と公の公約に変わる。占拠地は、誰もが怒り、希望、そして夢を、相互に支え合う雰囲気のなかで論じることのできるコミュニティーである。

10)わたしたちは力を取り戻した:政治家や指導者が変化をもたらすことを期待するかわりに、今やわたしたちは自分たちに力があることがわかる。わたしたちの生活を抑圧する力の犠牲者になるかわりに、世界を作り変える主権を主張するのだ。

隠岐せんせいがおっしゃるとおり、原則の提示があってはじめて、討議を始めることができる。
運動の持続と社会の変革は、討議のための柔軟な方法論を最初に掲げることができるかにかかっている。
オキュパイ運動は、その点においては、ごく最初に奇跡的な進展をみた社会運動だと思う。

朝食、まありと。
大根餅、ほうれん草のチャンプルー、きゅうりのぬか漬け。
大根餅は上新粉と大根、桜えびで。たれはポン酢とごま油、炒り胡麻。

電車で長崎へ。
車中と長崎駅のスタバで4枚書き上げ、速攻で脱稿。

昼食、ひとりで。
長崎駅からぽつぽつ雨が降るなか、「かたおか」へ向かう。
皿うどん。おいしい。
ちょっと味が濃いので、お酢をかけて食べると、なお美味しくなる

Hせんせいの研究室へ。
昨日のOせんせいと同じく、いつも思うのはこのひとたちはみな総じて「物語」を否定しないということだ。
学というのは、ディシプリンを支える(あるいは「ディシプリン」(訓練・教練・統制)が支える)客観性と
研究者それぞれ固有の物語が衝突する場、その衝突のなかでしか衡平は生まれないのではないか。
イデオロギーをむやみに恐れて、透明にしてはいけない。
そう考える。

帰りの車中でICレコーダを聞きながらレジュメ作成。
帰宅は21時。

今日はまありが食事を作ってくれていた。
肉じゃが、レタスサラダ、キャベツと油揚げのお味噌汁、きゅうりのぬか漬け。
ビールは、サッポロ黒生。

お風呂に入って、twitterしながら深夜レジュメ作成の続き。
もうひとつ原稿を書くつもりだったけど、明日にまわすことにした。
疲れた。

就寝、1時半予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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