Bourbon Pecan Pie (22nd Apr. 2012)

/ 2012年4月23日月曜日 /

起床7時。午前中、少し雨が残る。午後から晴れ。
朝からお風呂やトイレの掃除など。

朝食。もずく雑炊、にんじんのぬか漬け。
昆布多めのかつおだし。

午前中、昨日の原稿の推敲。脱稿。
あれこれトドを撃つ。

昼食、まありと。
親子丼、椎茸と卵の白身のお吸い物、かぶと筍のぬか漬け。
親子丼は1人分につき卵黄を1個余分に入れると味が濃くなっておいしい。
そのぶん塩分控えめでよくなる。

ピーカンナッツとコーンシロップを購入したので、はじめてバーボン・ピーカンパイにトライ。
テキサスのお菓子。
はじめて作るのだが、手持ちのレシピはあまりにバーボンの量が多いような気がする。
ネットで調べてみると、それで正しいらしい。
フィリングがしゃばしゃばになりそうなんだけど、と不安になりながら作る。
パイ生地を寝かせたりする時間が必要だったりするので、結局出来上がりは夕方。
そのあいだ午後中はひたすら読書。

夕食、まありと。
スペアリブの豆鼓煮、ソラマメとたけのこの黒酢炒め、きのこの塩麹和え、
たたききゅうりの紹興酒漬け、ごはん。
ビールはスーパードライ。

塩麹和えは生シイタケ、舞茸、しめじ。
ごま油を加えてみた。よく合う。新発見だった。

食事後もずっと読書。
ステファニー・ダリーの『バビロニア都市民の生活』など。

紀元前19世紀、北メソポタミアのマリを統治していたヤスマハ・アッドゥのある日の献立は
以下のようなものだった。
(ちなみにヤスマハ・アッドゥはワイン好きで食道楽な王だったことは知られている)

クム・パン900リットル、サンミダートゥム小麦でつくったパン60リットル、ブッルム穀で作った「酸味」のあるエムスム・パン2020リットル、ケーキ950リットル、大麦で作った「酸味」のあるエムスム・パン2185リットル、アラッパーヌム酒940リットル、ヒヨコマメ100リットル、イスククム小麦11リットル、サスクム挽割小麦6リットル、サンミダートゥム小麦3リットル、(亜麻仁)油70リットル、蜂蜜(またはナツメヤシ・シロップ)3リットル、亜麻仁4リットル、ナツメヤシ5リットル――以上キスキスム月第4日、マリ王とその付き人の食事。

もちろんこの「リットル」という単位は便宜上の表記で、
実際にはどのくらいの量を示しているのかはよくわからないまでも、
この後の王の食事の記録に比べても桁違いな量の食事だったということはわかっている。
ここで酒として「アラッパーヌム酒」の名が挙がっているけれども、
これはビールにザクロの香りをつけた甘いカクテルのような酒であったらしい。
まことに洗練されている。

深夜、星見をする。
今日はこと座流星群。しかし極大は15時だった。そのせいか少ない。
1時間半ほど外にいて、見えたのは5つだった。

行灯をとぼさず春を惜しみけり  几董

外でバーボン・ピーカンパイを少し温めて食べる。
激甘なんだけどバーボンの香りの残っていて結構大人な味。
レシピの、あの大量のバーボンは意味があったってことか。
七輪でお湯を沸かして、I.W.ハーパーを割って飲む。

今夜は、ジャン=クレ・マルタンの『フェルメールとスピノザ』をお供にベッドにはいろうと思う。
就寝、3時予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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