Die Stadtkrone (17th Apr. 2012)

/ 2012年4月18日水曜日 /

5時起床。
今日も変な夢を見て起きる。

食事もせず、すぐに用意してタクシーで空港へ。
朝一の飛行機。羽田へ。
タクシーの中でも飛行機の中でもずっと資料を読みながらの移動。
タクシーの運転手さんとの会話もほとんど覚えていない。

羽田に着くと、すでにKM氏が来ていて、片手をつかまれ引きずられるように移動。
一刻も惜しいのはわかるのだが、いつにも増して扱いがぞんざいな気がする。
途中で缶コーヒーが欲しいと言ってみたのだが、会社についてからでいいですか?と拒否られる。

神田に到着と同時に、すぐに編集氏、カメラマンなども含めて2時間ほど打ち合わせ。
飲み物は出されるものの、エメマンでも缶コーヒーですらなく、紙コップに入った紅茶だった。
KM氏もわりと緊張しているのか、説明が早口気味なのを観察したりしていた。

移動中の車の中で用意してくれていたお弁当を食べる。
鮭フライ弁当。意外と身が厚くておいしかった。
けど、走っている車の中でお弁当を食べるなんて、もしかすると生まれてはじめてかもしれない。

渋谷セルリアン、まだ誰も到着してない。
カーデは脱いだ方が良いといわれる。
寒いじゃんと言うと、いや発売される時期的な問題で、と。
そうか、そうだよな。そのへんがまったくわからん。

Kせんせい、Gせんせいも来られる。
予定の2時間を超えて3時間近く話をする。
思った以上に射程の広い話になる。
いろいろ印象深いこともあったのだけど、ここには書けない。

ご挨拶して、おふたかたと仕事の約束させていただく。
終わったと同時に、KM氏と神田へ。
今後の編集方針について大枠を決める。
こういうときにICレコーダを回しているKM氏はさすが社畜であるな、と妙なところで感心をする。

羽田の最終便。
ロビーでKせんせい、Gせんせいらにお礼のメール。
土産もなしに帰福。帰宅は22時半。
シャワーを浴びて、読書をしながら、夜中に蒸しパンを作る。

ブルーノ・タウトの『都市の冠』など。
タウトは第一次世界大戦下、モダンの限界としての総力戦と都市の徹底的な破壊のなかで、
モダンの悪しき側面を超克するためにある種の「汎神秘性」を導入する。
そこで称揚されるのが、マヤやアンコールワットのような古代都市となる。

太陽光に貫き通されて、水晶館は輝きを放つダイヤモンドのようにすべての上に聳え、最高の歓喜、もっとも純粋な喜びを見出し、その空間の中にある階段を伝ってより上部のテラスに登りつめ、足下にこの都市を見、その背後に太陽がのぼり、沈むのを目にする。この都市とその都心はこの太陽の運行方向に厳密に合わせてある。

しかし同時に、この幻想的な都市は垂直性も志向する。
ゴシック建築のような垂直性を都市の中心に据え、そこに「都市の冠」を見る。

モダニストでありながら、モダンの限界にこういう神秘主義を置いた人物がいたということを
311を経た後のわれわれはどう考えるべきなんだろうか。

就寝、2時半予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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