起床、7時。終日、雨。
朝食、まありと。
ハムエッグ、カボチャのポタージュ、スコーン、ダージリン。
午前、翻訳仕事。
かなり集中してやった。予定的には2日ほど遅れているので、ペースを戻したいのだ。
昼食、ひとりで。
(昨夜作った)オールバターショートブレッド、リンゴ、ダージリン。
1日経つと、味がこなれてくる。さっくり感はなくなるんだけど。
午後、翻訳続き。
本とレコードが大量に届くけれども、これを消化する時間はあるんだろうか。
夕食、まありと。
タットリタン(骨つき鶏もも肉とジャガイモの唐辛子入り煮物)、春菊のナンプラー和え、
蕪の葉のナムル、もやしのナムル、ごはん。
タットリタンにはヤンニョムの類は使わない。
鶏の骨から出汁がでるから。唐辛子と塩、にんにく、少しの醤油だけでよい。
(逆に、骨つき肉でないときは、醤の類を入れないといけないだろう)
粗挽きの韓国産唐辛子粉を使う(国産では辛すぎるうえに、唐辛子の香りが薄い)
お酒はまありに適当に買ってきてもらった「唐草まっこり」。
ラベルがかわいい。しかも飲みやすい。福岡で作ってるお酒。
0時頃まで仕事をしながら、顔本とTw本垢、Tw複垢をうろうろ。
しかし、それでもだいぶ仕事はすすめられた。
読書。イスマイル・カダレ『夢宮殿』。
国民の夢をすべて記述し、解釈、管理、保管する国家の話。
「ここにはね、すべてがあるんだ」と、署員は歩度をゆるめながら言った。「ぼくがなにを言いたいのか、わかるね。もし地球がいつか消滅しようとも、たとえば地球が彗星と衝突するようなことがあっても、粉々になっても、蒸発するか、それともたんに深淵の夜に沈むかしても、つまりファイルが詰まったこの地下室を残して、わが地球があとかたもなく消え失せようとも、いいかね、この地下室さえあれば、地球がどういうものだったか理解させるのに十分だろうよ」所員は自分の言葉が効果を及ぼしたかどうか確かめたかったのか、連れのほうを振り向いた。「なにを言いたいのか、わかるかね。いかなる歴史も、いかなる百科事典も、そればかりかあらゆる聖なる書物や大学や図書館にしたって、この〈文書保存所〉から発するほど凝縮した仕方でわれわれの世界の真実を提供することはできないのだ」
夢を管理し集積することにより生まれる権威、権力。
アウシュビッツとは正反対のベクトルだが、その空虚さは計り知れない。
「バベルの図書館」は世界そのものであり、そこに「保存」という観念はないが、
この『夢宮殿』では、保存のために世界の秩序が要請され、
それゆえに夢解釈の結果が危険だと見なされれば、人間は殺される。
夢を生産する人間が、その夢ゆえに殺される世界。
アーカイヴと権力の関係。
そもそも人間の認識は最初から歪んでいるのであって、それゆえ、その歪みも保存する。
屹立するアーカイヴ、聖なるゴミ捨て場。
就寝、3時予定。
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