Dem Andenken eines Engels (6th Mar. 2012)

/ 2012年3月7日水曜日 /
起床、6時半。雨のち曇り。
トドを撃って、散歩をする。梅の花が雨でだいぶ散っていた。

朝食。まありとふたりで。
フルーツグラノーラ、ヨーグルト、キームン。

午前中、5枚コラム。雨が上がる。

昼食。ひとりで。
干柿、ヨーグルト、キームン。
粗食極まる。

午後から電車に乗って某神社へ観梅。
雨上がりで足元が悪いが、観光客は多い。
いつもの粒あん最中を食べながら参道を抜け、奥の梅園へ。
梅は盛り。雨で落ちた無数の花びら。梅園のさらに奥で鶯。

老梅の穢き迄に花多し  虚子

鶯の枝ふみはづす初音かな  蕪村

うぐひすの声のひびきに散る花のしづかに落つる春の夕ぐれ  木下長嘯子

あるいは雨に落ちた椿。

水入れて鉢に受けたる椿かな  鬼貫

茶店でお餅を食べたりお抹茶を飲んだりしながら、思ったより長い時間本を読んで過ごす。
帰宅、18時過ぎ。

夕食。まありと。
豚スペアリブとプルーンの煮込み、かぼちゃのグリル・玉ねぎソース、
半干大根とセロリの昆布醤油漬、筍のピクルス、ご飯。
食中酒はヱビスビール。食後酒は甲州産の白ワイン「サンセミヨン2009」。

スペアリブは玉ねぎをたくさん使うことがポイントだろうかね。
スペアリブ500gにつき、たまねぎ2個見当で。
サンセミヨン2009は、ジャスミンや桃の香りが強い華やかなワイン。
かなり冷やして飲んだほうがいい。
なにかフルーツ系のデザートと飲んでもいけそうなくらい甘い。

シトロン・ジュネヴァの炭酸割りやタンカレーのロックをぐびぐび飲みながら、
音楽を聴いたり本を読んだり。
アルバン・ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」。
ジェルメッティ指揮、シュツットガルト放送交響楽団の録音。ヴァイオリンはツィンマーマン。
清廉で感情を押し包むような美しい演奏。
ほかにジャズやらラウンジものやら何枚か。

ジャンケレヴィッチの『ラヴェル』を読了。
素晴らしい。びっくりした。こういう批評がありうるのか。
「仮面をかぶったラヴェル」とか、ちょっと考えたことがなかったけど、深く納得できる。
コミックやラノベだの。
『迷い猫』が巻を追うごとにテンションが落ちてくるので、読むのが辛くなる。
水谷フーカ『14歳の恋』。たしかに思春期ってのは「~っぽい」に振り回される時期だよな、とか。

就寝、2時半予定。

0 コメント:

コメントを投稿

solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
Copyright © 2010 輪郭線が狂った人の倉庫。, All rights reserved
Design by DZignine. Powered by Blogger