Le Tombeau de Couperin (27th Mar. 2012)

/ 2012年3月28日水曜日 /
起床、8時半。がっつり寝る。天気がいい。

朝食、まありと。
カマンベールと筍のトースト、菜の花と茹で卵のサラダ、人参のポタージュ、コーヒー。
まありのトーストには発酵バター、わたしにはエキストラヴァージンオイル。
コーヒーはマンデリン。

午前、4枚の原稿。終了。

昼食、ひとりで。
中華粥、トッピングは茹で鶏のラー油和え、ネギ。
お粥を炊いたスープは鶏手羽でとった。
茹で鶏はその身をむしったもの。

午後、6枚の原稿終了。
あとは翻訳作業。

夕食。
茹で豚とキャベツの蒸し煮(黒酢ソース)、飯蛸の酢味噌和え、新タマネギとかぶのサラダ、
ゆず胡椒風味のごぼうと大根のお味噌汁、雑穀ごはん(薬味におろししょうが)。
ヱビスビール。

飯蛸に猪口才な口ありにけり  中原道夫

アップルコブラーを焼く。
お酒はTokaji Aszu 5 Puttonyos。
到来物。おもいっきり冷やして飲んだ。おいしい。
これは極甘口のデザートワイン(貴腐ワイン)だが、ハンガリーの白には辛口ですっきりしたものが多い。

『メシアンによるラヴェル楽曲分析』を読みながら、ラヴェルの「クープランの墓」を聴く。
ジャン=イヴ・ティボーデの〈DENON〉盤。これ、日本で録音されたものなんだな。
知らなかった。

ラヴェルの《クープランの墓》は、「旋法的」、「古きフランス」、忘れられた舞曲、通俗的大衆的な主題、「素朴な歌」、しおれたバラといった悲しき物語(フーガの主題を思い出そう。主題はまるでトゥルバドールのシャンソンのように、悲嘆のため息で、切れ切れにされている)といった側面に関連している。ピアノのすべての音域をカバーする表現の中に、何と巧みな技術的な発想がなされていることだろう。
また、何と和声が探求されていることだろう。ある3和音のまわりを半音階的に上下する刺繍和音群。忘れてはならないことは、ラヴェルが控えめに包み隠そうとする興奮や感動を、固有7ないし9の和音(※副7ないし副9の和音)によって伝えようとしていることだ。それはまるで彼が絵画のかたわらにいて、足を踏み入れることを躊躇している城館の夢を見ているようだ。

井上忠せんせいの『根拠よりの挑戦』を読む。
40年ばかり前の本。すばらしい文体。こういう文体に出会えるとわくわくする。

就寝、3時予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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