Fenni (14th Mar. 2012)

/ 2012年3月15日木曜日 /
起床、6時。昨日に引き続き大阪。終日晴天。

ホテルで朝食。まったく食欲がないのでおかゆとお味噌汁だけ。

7時半にはまありと出かける。ラッシュに揉まれながら吹田へ。
喪服に着替えてお葬式の手伝い。密教の勉強をしていたのに真宗ってのがなんだかな、と思う。

あっという間に葬儀は終わり、午後からマイクロバスに乗って火葬場へ。
お煮しめのような精進料理とおにぎりは用意してあったけれども、わたしは食欲がない。
ずっとお酒をちびちび。
終始まありも無言。いろいろ考えるんだろう。わたしだっていろいろ考える。

わたしだけ骨あげ。真っ白なプラスチックのようなお骨。
澁澤龍彦の『高丘親王航海記』の最後のシーンを想起する。

吹田に戻り、後片付けを手伝い、何人かの親類とメールアドレスを交換したあと
17時ころホテルに戻った。
ふたりともぐったり。しばらくまありは寝て、わたしは校正仕事を終える。

あと1泊することにしていたので、ふたりで夕食を食べに外出。
難波、法善寺横丁のK。おでん。
大根、手羽先、銀杏、トマト、厚揚げ、こんにゃく、タコ、ひろうす、しいたけ、巾着、玉子などなど。
日本酒は九平次、松の司など。なんだかんだいろいろ食べていろいろ飲む。

死についてまありと話をする。
たしかに死ってのは人間を規定する大事なことだ。
というか、そのくらいしかわたしにもわからん。

Sでワイン。
Morey Saint Denis 1er Cru Cuvee du Pape Jean Paul II 2002
カシスの香り、なめし革みたいな動物性の香りもする。
イノシシ肉と乾燥茸の煮込みとか。モリーユとセップ。おそらく今年最後のジビエ。
ほかにフォアグラのテリーヌなど。

ホテルに0時頃戻る。ほんとうに疲れた。まありは轟沈。
ぱらぱらっと読書。
トナカイはベニテングダケを好んで食べるが、体内で一部の毒は中和され幻覚物質がとして排泄される、とか。
そこで北欧のサーミ人はトナカイの尿を飲み、魂を浮遊させる儀式をしたとか書いてある。
ほんとなんだろうか。

就寝、1時半予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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