Strobo Nights (23rd Jan. 2012)

/ 2012年1月24日火曜日 /
7時起床。
ひとっ風呂をふたり一緒に浴び、宿のレストランで朝食。

羽釜炊きのご飯。
朝堀り筍のお刺身、筍の大名焼き、もじみがさの納豆あえ、ゼンマイの辛しあえ、かんのんそうのおひたし、
蕗味噌・朴葉味噌・山椒味噌、かますの開き、セリの卵とじ、三つ葉のお味噌汁などなど。
山菜がたくさん。
今日は旧正月なので、前日に頼んでおいたお餅も焼いてもらう。
白餅、よもぎ餅、とうきび餅。お腹いっぱい。

最後にもういちどお風呂に入って(結局何度入ったのか)、出発。
ここに来たらいつも行く由布院美術館へ、佐藤渓の絵を見に。
しかしこの美術館も、どうやら3月いっぱいで閉館するようで、しんみり。
たぶん10回以上は来たんだけどな。残念。
佐藤渓の絵は、振幅が激しい。
陰鬱な心象描写と、奇妙な祝祭の感覚。
大きいキャンバスに描かれた絵と、ダンボールに炭で描かれた絵と。
振幅の激しさというのを、わたしはつねに持っていたいと考えているから、
佐藤渓の矛盾した創作群には心惹かれる。

別府まで足を伸ばす。
移動の途中で「Filesonicが日和って仕様を変更した」というニュース。
Megauploadに続きFilesonicも死んだとなると、割厨には大打撃であらう。

魚屋さんや八百屋さんで材料を買って、鉄輪で地獄蒸し。
鶏手羽元とか、海老とか、甘鯛とか、じゃがいもとか、かぼちゃとか。
まありは予想どおり喜びながら、よく食べる。
結局、いつもこの子が喜んでくれるなら、それがわたしにとってのいちばんの満足なのだ。
これは素直に思うこと。さすがに一回りも年が離れているから、真剣にむかつくこともない。
なので、「妹に殺意を覚える姉」なんて2ちゃんねるのスレッドを見ても、正直よくわからない。
というか、なぜこんなに食べてるのにこの子は太らないのか、それもまったく理解できない。

食事をしたり、海地獄に行ってみたり、地獄プリンを食べたりしながら、
携帯でネットを見てると、なぜか後藤邑子のアニソンカバーアルバムを発見。
「TOUGH BOY」(原曲はTOM★CAT)を聴いてのけぞる。
こういうものを商品として販売するというレコード会社の英断にむしろ敬意を感じる。
(帰宅したあとポチった)

あえて下道で帰宅。
なんてことはない田んぼや山の中で写真を撮ったり、古いお地蔵さまにみかんをお備えしたり。
途中、自販機でコーヒーを買いながら。天気が良くて、空が高い日。


下萌や土の裂目の物の色  太祇


18時頃、ようやく久留米。
ひさしぶり(数年ぶり)にOラーメンで夕食。味はぜんぜん変わってなかった。
久留米からは高速で帰る。

帰宅20時すぎ。まありはこたつで撃沈し、わたしはトド撃ち。
RR、DS、TH、KHへメール。
KMに電話とメール。スケジュールの確認。
ついでに校正の仕事を1時まで。

ブログを書いて寝る。天使性について少し考える。
アンリ・コルバンの本を読みなおそうかと思う。
関東は雪。冷える夜。
就寝、2時半予定。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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