Gilgamesh (24th Jan. 2012)

/ 2012年1月26日木曜日 /
昨夜寝る前にちょっとストレージサービスについて調べてみた。
Megauploadの即死、FileSonicの仕様変更に続いて、
FileServer、UploadStation、FileJungleは垢BAN祭かつ仕様変更。
とっくのむかしにHotfileは訴えられてて死に体。
Mediafireはまだ生きてるけど、FBIの家宅捜索の噂。
Wuploadはアフィが死んで過疎ってる(その後、無料垢には1DLごとに120分の要待ちってのがわかった)。
Uploaded.toは北米からのアクセスを遮断してる。
まだ仕様が変わってないのは、回線が細いfilepostとかbitshare、Crockoくらいっぽい。

この流れだと、割厨は本格的にP2Pに乗り換えるだろうし、その勇気がない奴らは中国大陸のサービスに依存するだろう。
そうなるともう誰にも止められなくなるのに。
ロイターが報じたように、Megauploadが死んだことで、
アメリカのコンテンツ業界が新しいビジネスチャンスをなくしたこともたしかだ。
結局SOPAも廃案となったけど、FBIはずいぶん先走ったことをしたものだと思う。
(たぶんSOPA成立を見越した動きだったのだろうが、誤算だったはず)

起床、7時半。ちらちらと雪。
朝食はふたりとも抜き。
すぐに翻訳仕事。ときどき「ゆるゆりのうた」シリーズを聴いたりしながら。
C81の限定盤もゲットンしたのでぐるぐる回す。

共和党フロリダ予備選の討論会を見たり。
冷たい印象のロムニーがギングリッチをやり込めてたり。
窓の外は雪が降ったり止んだり。


吹はれてまたふる空や春の雪  太祇


昼食。
トーストとヨーグルト、バナナ、コーヒー。
昼食のあともひたすらずっと翻訳。めどがつく。

夕食。妹に牡蠣を買ってきたもらったので、それをメインで。
牡蠣の塩煮(牡蠣を酒と塩でごく軽くネギと煮る)、大根の五目煮(大根、鶏もも、人参、蓮根、こんにゃく)、
温泉土産の白こんにゃくお刺身(酢味噌で)、クコのおひたし、ゆず大根、ご飯。
これも温泉土産の一の井手純米吟醸、冷やで。
もっと香りが立つのかと思ったけど、けっこう軽い飲み口。
ふたりでぐびぐび4合ほど飲む。

さらにお風呂に持ち込んでお酒を飲む。
結局、半升以上開けてしまい、しかも長湯。のぼせる。

相当酔いちくれたので、しかたなく仕事は放棄して「ささめきこと」のDVDを3巻まで。
演出も丁寧で、原作へのレスペクトがあふれる良作。
あまりアニメ業界では評価が高いものではないようだけど、どうかしてる。
明日『ささめきこと』の完結巻は届くだろう。

本垢のTLでは言語の政治性、真正さなどを議論している。
アリステレス、アウグスティヌス、ハイデガー、アレントなど。
ちょいちょいちょっかいを出しながら、副垢ではもっとのほほんとした話。
古典福音館古典童話シリーズや青い鳥文庫について。わたしの起源だ。
副垢のTLには「コロボックル物語」を読んでるJKがひとりいて、すごく心を動かされる。

と同時に、ギルガメシュ物語について。
シュメールの時代に、はじめて粘土板に神話伝承を記したとき、なにが起こったのか。
あたらしい次元、地上の有限な生の次元から別の次元を拓けたということ。、
神とひととの間に、そのイマジネーションでヴァーチャルな中間次元を拓いた人間の美しさ。

これは、初音ミクの天使性の起源にさえつながっている。
わたしたちは根っこからろくでもない生き物だが、
ギルガメシュや初音ミクのような中間次元の存在を生み出すことができた時点で、
祝福に値する存在となったのように思える。
だからこそ、物語の陳腐さを恐れてはいけない。
ラブストーリー、メロドラマの力は強い。
子どもを大人が、大人を子どもが救う物語は強い。
旅する物語は強いのだ。

就寝、3時。

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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