Clavis Universalis

/ 2012年1月19日木曜日 /

起床、8時。
朝食はホットケーキとヨーグルト、ケーキ。

洗濯物や布団を干して、すぐに仕事にとりかかる。
FM氏よりTEL。
仕事をはじめたとたん、パオロ・ロッシの訃報。

昼食。前日の残りの肉じゃが、切り干し大根、お味噌汁、ご飯。
閣下が芥川賞の選考委員を辞めるというニュース。
17時過ぎまで仕事。
けっこう進んで、進捗が予定より2日ぐらい前に倒して進行している。

スーパーに少し買出しに言って、夕食を作る。
鶏肉とカシューナッツの辛味炒め、湖南風レタスのスープ、大根の紹興酒漬け、
ザーサイの白髪ネギのせ、ご飯。
鶏肉の炒め物には朝天椒をがっつりいれて辛くした。
朝天椒は見た目より辛くないから具のレベルで入れる(種を入れたら激辛になるけど)。
唐辛子の香りがとてもいい。
湖南風スープは、大きな鉢にレタスを目いっぱい入れて、
そのうえにちぎったライスペーパーと鯛のお刺身を並べて、鶏ガラ+干しえびの熱いスープを注ぐ。
あっさりしていて美味しい。

読書。
デルテ・シッパー『人生最後の食事』読了。
人生の終末期には食事だけが、他人にあれこれ言われず主導権が握れる唯一の時間だ。
食べるということは、たとえ抗がん剤で食事を受けつけなくなっていたとしても、
わたしの意志を表明することができるという点で、やはり大事なことなのだ。

『哲学の歴史4』読了。
近代科学の成立の過程がスリリング。先日読んだガダマーと呼応する。
マルブランシュの機会原因論とか、ちゃんと読んでみたい。

22時を過ぎて、まありのためにシフォンケーキを焼く。
明日学校へ持っていきたいとか言うので。
ケーキを焼きながら、ちょっとだけのつもりでフランク・ディケーター『毛沢東の大飢饉』を読み始めた。
ぜんぜんとまらない。
大躍進とはなんだったのか、まだ正確に明らかになっていないし歴史のなかに定位されてもいない。
けれども、法外としか言いようのない出来事が、1950年代末から60年代初にかけての中国では起こっていた。
さらにそれは文化大革命というまた別の破局につながっていく。
破局の波を何度も経験した中国国民は、
いったい自分がいま生きている国家のことを、本音ではどう考えているんだろうか。

もちろんわたしたちも60年ばかり前に破局を経験した。
1年前の3月11日にも。
わたしたちは自分の住む国のことをどう考えているんだろうか。
ケーキができてクールダウンさせながらリヴィングで本を読んでいたら、いつの間にか寝ていた。

就寝、たぶん1時頃だったんじゃないか?

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solla mikanagui a.k.a.delineators

基本的にいい加減。
しかも、ふだんは我慢してるけど、根がオタク。
仕事がらみの真面目のことは本垢にまかせて、
せめて副垢では本性を出すことにしたい。

座右の銘は「Quid sit futurum cras, fuge quaerere!」
ホラティウスせんせいの格言で、要するに「なるようになるさ」ってこと。
音楽と本が主食。
でも、料理を作るのも好き。お酒が大好き。
そんで、妹が好き。

まあ、そんな感じ。
 
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