まありにトーストとスクランブルエッグを作り、すぐに仕事。
朝食は摂らず、まず昨夜のやっつけ仕事を仕上げ、メインの仕事。
11時、ブランチ。昨夜の拝火教徒のカレーとスープの残り。
まありの夕食の用意をする。
肉じゃが、切干大根とひじきの炒め煮、田作り、大根のお味噌汁。
14時、外出。
バスに乗ったとたん、携帯を忘れたことに気づく。
PCすら持ってきていないわけで、内心かなり焦ったけれども、
ま、こういうことがあるのも人生だろうよと大仰に考えつつ待ち合わせのスタバへ。
G社FM氏と初顔合わせ。意外とお若い。
けっこう長時間話し込むが、当然のごとく半分以上は雑談。
でも、これも信頼関係醸成には大事なことであらう。
いったんFM氏と別れ、KHさんのところへ原稿を届けにいく。
すぐにOKをもらう。
出向いてきたことでたいへん恐縮されるが、近くだったし時間つぶしでもあるし、とは言わない。
「もっと早く出来ているはずだったのに遅くなったのでこちらからお持ちしました」と、
さらに相手の恐縮を誘う返事をし、軽く恩を売る。
これもお互い同好の士であるがゆえの気安さか。
いつものようにフィギュアについてなど、熱い烏龍茶をいただきながら熱く語る。
とくにアルター「春日野穹」の完成度について、烏龍茶2杯分の時間をかけて語り合ってしまう。
こうなるともはや同志だ。彼の仕事はなるべく受けてやらねばと心に誓う。
18時半、中洲のTでFM氏とお寿司。
河豚はありきたりなので、あえて外してもらいおまかせ。
ヒラメの昆布しめ(はしりの独活と天神様が添えてあった)、アラの塩焼き、
小芋田楽、はしりの合馬筍と雲子の炊合せ椀、寒鮠の甘露煮。
琥珀ヱビス、土佐鶴純米大吟醸、越後お福正宗など。
寿司は、サヨリ、コハダ、寒ブリ、タコ、シャコ、赤身、づけ、中トロ、煮穴子、玉子、松前(だったかな?)
よく食べ、よくしゃべった。
このあとUへ。
カリラのマンサニージャ・フィニッシュ(しかも90年もの!)があったので、
ストレートで頼むと、FM氏に驚かれた。
「え、でももったいないじゃない?」と言うと、Uさんがカリラのハイボールを作ってくれた。
(とはいっても、ノーマル15年もので)
ハイボールにするとピリッと感がなくなって、ただ香りがたつ感じ。
香りが様々な要素に分解され、余韻の長さもそれぞれ違うことがわかる。
ああ、こういう飲み方もありなんだな、と感心した。
何事も先入観を持ってあたるといけないのである。
わたしたちが感心している様子を見ているUさんの嬉しそうな顔がまたなんともよい。
帰宅、23時。シャワーを浴びる。
お風呂から上がると、まありがお土産の松前寿司をつまんでいた。
夕食もしっかり食べ、しかもこんなに遅い時間なのに・・・
健啖というほかない。
芥川賞と直木賞のニュース。
今年は、芥川賞は円城塔と田中慎弥両先生、直木賞は葉室麟先生。
田中先生の受賞会見が面白くてたまらない。
本物は世に出たがらず寒の鰤 加藤郁乎
少し読書。
待ち合わせのときに読んでいたガダマーの『科学の時代における理性』を読了。
ガダマーらしいオポチュニスムはあちこちに見えるけど、
「科学は真に学問であるのか?」という問いは有効であるし、誰かが言わねばならないだろう。
原発が破局的な事故を起してしまったあと、ガダマーのこのテキストはやはり正当なものであるように思われる。
(科学は)〈人間の現存在の全体において、すなわち特に、自らを自然や社会に適用する際に、自分自身が何を意味しているのか〉という点について弁明することもできず、またその必要性も感じていない。
科学が(あるいは科学者が)、本質的に、人間に対して責任を負わない、
あるいは責任を負うことを棚上げにしている知的営みであることをガダマーは指摘したいわけだ。
もう少し本を読んで寝るとする。
就寝、2時予定。
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